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旅先で、散歩の途中で、そして我が家で 心惹かれた瞬間を切り取った、写真で綴る雑記帳。時空を超えた、私のお気に入りの記録です


by yoshiko-ys
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立春の朝に開花したスノードロップを発見。 我家のベランダで、一番乗りで春の訪れを
知らせてくれました。
立春とスノードロップの開花_e0252189_943691.jpg


2月4日は立春。この頃からだんだん春めいてくると言う意味でもありますが、この日から
運気が変わると言われる節目の日でもあります。

私も、慌ただしい12月からそのまま新年に突入する1月1日より、なんとなく2月4日の方が
落ち着いて迎えられれるので、自分の中では立春かが新年です。この日から、新しい年に
新しい自分が始まる気がして(実際はそんな変化はないのだけれど)少し気が引き締まり
ます。 新しい手帳もこの日が最初のページ。
1月は仕事や用事で、私にとっては一年の中で一番多忙な月ですし、ちょっと気が重い
ことや嫌なことも、この日までにさっさと終わらせたい気持ちになります。


大きな耳、何が聞こえるのかな。春の足音?

立春とスノードロップの開花_e0252189_9435680.jpg

# by yoshiko-ys | 2015-02-04 09:41 | 日常

写真展 Season's  Greetings

写真展 Season\'s  Greetings_e0252189_914033.jpg

写真展 「Season's  Greetings」 に行ってきました。四季折々の自然の様子を写真に
撮り続けている友人が、「季節からのメッセージを受け取ってくださいね」と年に一度開催
している個展です。

彼女の美しい写真が好きという単純な理由だけではなく、私にとっては本当にいつも感じる
ことの多い写真展です。

私にとって感動する写真とは、写真の手前で撮影者がどんな気持ちでシャッターを押した
のか、想像ではありますが、それが伝わり共感できる写真。

厚子さんの写真からは、メッセージが伝わってきます。
写真にタイトルもなければ、撮影情報もないのですが、写真を見ていると、
「お元気ですか? 紅葉が美しい季節になりましたね、、、」と厚子さんのメッセージが聞こえ、
ほんとだね、、、と心の中で会話している自分を感じます。

厚子さんは、写真展を見に来る人が楽しんでくれるか、をいつも考えています。
自分の好きな写真を並べるというのではなく、見に来る人のことを考えて写真を厳選し、
会場を整えたり、写真好きな人には撮影場所、カメラや写真用紙による違いなどゆっくり
説明してくださる時間を設けたり、おもてなしの心を感じる写真展です。

写真展開催までのプロセスを聞くたびに、厚子さんの人柄が写真展全体の雰囲気に
あらわれるのだなと毎回思います。

厚子さんに撮ってもらった花や樹は、幸せだなと思いながら、 そしてそこからメッセージを
受け取った私も心豊かな気分で会場を後にしました。

写真展 Season\'s  Greetings_e0252189_941346.jpg


明日までですが、お時間があれば是非足を運んでみてください。
写真展のお知らせ 

期日: 11月28日(金)~30日(日) 
     28日(金) 12時より18時
     29日(土) 12時より18時
     30日(日) 11時より17時
場所:  吉祥寺 ギャラリー 悠 
     Map: http://www.g-you.jp/info/access.html

写真展 Season\'s  Greetings_e0252189_9111521.jpg

# by yoshiko-ys | 2014-11-29 09:12 | 日常
最近手に取った何度も読み返したくなるエッセイ 「とにかく散歩いたしましょう」。

小川洋子さんの本は何冊か読んだことがありますが、小川さんの感性や想像力、ものの
見方が好きですし、ハッと気づかされることも多く、何度も頷きながら読んでしまいます。
鋭い洞察力や視点をお持ちなのに、文章は謙虚で穏やかで、私の世界へようこそと暖かく
迎えられている気がして、読んでいて心地良いのです。
小川洋子さん 「とにかく散歩いたしましょう」_e0252189_1344037.jpg



このエッセイでは いくつかの章に、キャベツにつく虫、カバ、ゾウ、ハダカデバネズミ など
いろいろな生き物が登場します。 そこには、生き物に対しての慈しみや愛情のみならず、 
深い敬意が感じられる部分が多くちりばめられています。
中でも14歳で亡くなった愛犬ラブラドールのラブの事が一番多く出てきます。
私は動物を飼ってはいないけれど、小川洋子さんが愛犬ラブから人生を学んだとおっしゃって
いることが、心に響きました。

一部を引用します
  「機嫌よく黙る」
  前肢を踏ん張って 何度も失敗しながら、どうにかこうにか立ち上がろうとするラブを
  見ていると、つい涙ぐんでしまう。芦屋川の川べりを走り回ったり、公園の滑り台を
  一緒に滑り降りたり、高速道路をドライブした思い出がよみがえり、もうあんな日々は
  帰ってこないのだ、という思いで胸が苦しくなる。
  ところがどうだろう、ラブは平気だ。少しも気に病む様子などない。足が弱くなっても、
  目が見えなくなっても、餌が腎臓病用になっても、相変わらず機嫌のいいままだ。
(中略)
  犬は何と賢いことに言葉を持っていない。どんなに機嫌がよくてもしゃべらない。犬は
  機嫌よく車座にまじってくる。言葉など喋らなくても、ちゃんと仲間におさまって皆を
  なごませている。
  私がめざすのは、機嫌よく黙っていることである。うすうす感づいてはいたが、理想の
  生き方を示してくれているのは、やはりラブだった。


タイトルになっている「とにかく散歩いたしましょう」のくだりも、どれだけ小川さんがラブに
助けられたか、ラブへの敬意が伝わってきます。

  父が危篤になった時、お葬式を出した時。疲れ切って家に帰ると、ラブがお利口に
  待っていた。ご飯ももらえず、散歩にも行けないままずっと放りだされていたのに、
  文句も言わず、 待ちくたびれた様子も見せず、それどころか「何かあったんですか、
  大丈夫ですか」という目で私を見上げ、しっぽを振ってくれた。
  散歩に出ると、普段と違う暗闇に恐れることもなく、いつも以上に元気に歩いた。
  その時々の不安を私が打ち明けると、じっと耳を傾け「ひとまず心配ごとは脇に置いて、
  とにかく散歩いたしましょう、散歩が一番です」とでも言うかのように、魅力的な匂いの
  隠れた次の茂みを目指して、グイとリートを引っ張った。

小川洋子さん 「とにかく散歩いたしましょう」_e0252189_1361243.jpg


近所にも、老犬に歩調を合わせながら、励ますかのように一緒に散歩している人をよく
見かけるようになりました。幸せな犬だなあ、といつも思いながら見ていましたが、同時に
飼い主もきっと愛犬に向かって ありがとうの気持ちでいっぱいなのだろうなと思います。
# by yoshiko-ys | 2014-10-11 12:47 | 雑感
最近 次々とスペシャルティコーヒーショップが誕生していますが、主にはアメリカ西海岸の
サードウェーブコーヒーの波だと思うのですが、ついにフランスからも上陸。
気になっていたカフェ「COUTUME(クチューム)」(青山 骨董通り)に行ってみました。

淹れ方だけでも4種類もありましたが、私はこのお店のウリのスチームパンクにしてみました。
これは確かに飲みやすいです。お店の人が、サイフォンとフレンチプレスの利点をあわせた
味わいと言ってました。

そういえば フランスのコーヒーはみんなエスプレッソのような濃い味で、あまり豆にこだわっ
ている感じはしませんでした。それに比べれば、私は美味しいと思います。
スチームパンクの場合は、トレーにこのようにセットで出てきます。
カフェ  COUTUME(クチューム) ~青山 骨董通り_e0252189_22292512.jpg


何より嬉しいのは、サンドウィッチ他、私の大好きなゴントランシェリエのパンが
食べられること!!

内装は、白で統一、とても明るく清潔感があります。これも、他のスペシャルティコーヒー系の
お店がウッディーだったりスタイリッシュだったりするのとは違い、いかにもパリ。
カフェ  COUTUME(クチューム) ~青山 骨董通り_e0252189_2230132.jpg


水出しコーヒー抽出中、これだってインテリアになりますね~。
カフェ  COUTUME(クチューム) ~青山 骨董通り_e0252189_22304654.jpg


このロゴの色だって、ドリッパーの色だって、あ~フランスのこだわり。
ちなみに、このロゴはそれぞれ (茶)は焙煎 (青)は現豆 (ベージュ)抽出 を
表わしているそうです。
カフェ  COUTUME(クチューム) ~青山 骨董通り_e0252189_22315857.jpg


クチュームについて詳しくはこちら→

味にこだわるコーヒーショップが増えたのは、とっても嬉しいことです。あちこち足を運んで
みたいと思います。
# by yoshiko-ys | 2014-09-21 22:44 | 日常
翌日は菊池渓谷へ。この辺で涼しいところ。。。ですぐ浮かんだのが菊池渓谷。
ここは九州の人にはおなじみの観光スポットです。

涼しい別天地を期待していましたが、猛暑日のこの日は思ったより暑かったです。
それでも、渓流に近づくにつれ、涼しい風が吹いてきて、は~生き返りました。
九州 熊本の旅 その3 ~ 菊池渓谷 と 旅に想うこと_e0252189_11383922.jpg

九州 熊本の旅 その3 ~ 菊池渓谷 と 旅に想うこと_e0252189_11395413.jpg




弟の運転で、母と3人で一泊旅行。 年に一度くらいしかないけれど、今年も親子3人旅が
叶って良かった~。 他界した父の写真をいつも持っていくので、気分は4人家族旅。

母はいつも心から喜び、楽しかった、有難うをくり返します。 そして、もう最後かなあ、
と呟くのも、 「お母さんが行きたいと言う限りは、いつまでも どこにでも連れて行って
あげるよ」と励ますのも いつものこと。 いつまで出来るかなあ、の不安は私にも
よぎりますが、とりあえず封印して。。。

身体が動かなくなってもなんとかなる(する)けど、そう、気力の問題なんですよね。
身体や頭の健康は限界があるけれど、どうすれば、母の気持がいつまでも前向きで
いられるか、いつもそのことを考えています。

幼い頃から、長い休みになるといつも家族4人で旅行に行っていました。カメラが好き
だった両親のおかげで、多くの旅行の写真が残っています。 このような思い出作りをして
くれた両親に、本当に感謝しています。 両親も私達も旅行が好きなのはきっと、この
ような体験があるからだと思います。

母に何ができるか、いつも考えて行きつくのは、旅行に連れて行ってあげること。
泊まりでなく、ちょっと近くでもかまわないのです。母の元気の素は、美しい風景に
触れ、温泉で心から穏やかな気分で過ごすこと。
本当にいつも一人でよく頑張っているなあと思います。だから、こういう癒しの時間を
なるべく作ってあげたいと、帰省の度に思います。 
# by yoshiko-ys | 2014-07-28 11:22 | 国内の旅